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参考データ・文献

【市内小中学校における自動水洗化率】
小学校 1,735個所中598個所34.4%
中学校    776個所中361個所46.5%
小・中合計 38.1%

【市内公園等における自動水洗化率】
35公園中9公園25.7% (内石鹸あり6箇所)

その他多くの市民が利用する公共施設は自動水洗化されていたが、その他、自治会集会所・老人クラブなど近年(約10~15年前)に整備した施設は自動水洗式だがそれ以前に整備した施設は手動式のままとなっている。

【平成28年~令和2年におけるインフルエンザおよびノロウイルスのり患者数】
全(公立)保育園および幼稚園・こども園合計
※学級閉鎖は幼稚園・こども園のみ
●インフルエンザ
平成28年 589人 学級閉鎖9回
平成29年 832人 学級閉鎖17回
平成30年 434人 学級閉鎖24回 
平成31年/令和元年 467人 学級閉鎖6回
令和2年 0人 学級閉鎖0回

●ノロウイルス
平成28年 68人 学級閉鎖2回
平成29年 23人 学級閉鎖1回
平成30年 33人 学級閉鎖0回 
平成31年/令和元年 40人 学級閉鎖1回
令和2年 12人 学級閉鎖0回

全小・中学校合計
●インフルエンザ
平成28年 3,231人 学級閉鎖79回
平成29年 3,845人 学級閉鎖105回
平成30年 2,577人 学級閉鎖数66回 
平成31年/令和元年 2,170人 学級閉鎖52回
令和2年 0人 学級閉鎖0回

●ノロウイルス
平成28年 148人 学級閉鎖0回
平成29年 62人 学級閉鎖0回
平成30年 73人 学級閉鎖数0回 
平成31年/令和元年 31人 学級閉鎖0回
令和2年 11人 学級閉鎖0回

【児童関連施設における課題のヒアリング】
●手洗いの正しい理解と意識付けに関する課題
・児童への手洗いの習慣付けが必要
・正しい手洗いができていない
・手洗いの重要性を理解していない
・遊びたい気持ちが先立ち、手洗いがおろそかになる
・現場としても効果的な手洗いを知りたい
・見ていないとききちんと手洗いをしない児童が多い
・手洗いは出来ていても手拭きがおろそかなケースが多い

●手洗い場に関する課題
・手洗い場が少ない
・手洗い場が遠いためチェックが行き届かない
・自動水栓でないため蛇口の消毒が必要
・蛇口ではなくレバー式、足押し型のほうが児童には適している
・寒い時期の冷たい水の手洗いに抵抗がある

【消費者庁による手洗い等に関する実態調査】
平成27年10月に消費者庁が行ったコロナ前の調査では、
1.家庭での食事前に手を必ず洗うが52.6%にとどまり、
2.15.4%が、トイレの後に手を洗わないことがあると答えている。
3.また感染予防で手を洗っていると答えた人は50.9%にとどまっている。


【手洗いの時間・回数による効果】
出典:国立医薬品衛生研究所(手洗いの時間・回数による効果

参考:アルコール消毒の盲点?増える感染性胃腸炎 など

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 提案理由 2020 年からの新型コロナウイルス感染症の流行は、私たちの生活様式を一変させ、その対策として手洗い、手指消毒、マスクの着用、ソーシャルディスタンスなど、新しい生活様式の実践が求められた。感染症や食中毒の多くは手を介することが多く、手洗いは誰もが容易に実践することができる効果的な予防策である。 国立医薬品食品衛生研究所の調査では、手洗いを行うことにより、手に残るウイルス数は激減するとされている。手洗いなしで 100 万個のウイルスは、流水 15 秒手洗いで 1 %、 10,000 個に。石鹸 60 秒もみ洗い後、流水 15 秒手洗いで 0.001% 、数 10 個に。石鹸 10 秒もみ洗い後、流水 15 秒手洗いを 2 回繰り返すと 0.0001 %、約数個まで激減するといわれている。 一方アルコール消毒は新型コロナウイルス感染症対策として有効であるとされているが、十分でないという調査結果もある。また、ノロウイルスなどの感染性胃腸炎に対しては有効でないともいわれており、手洗いに勝るものはない。 このようなことから、新型コロナウイルスのみならず、インフルエンザやノロウイルスなどの感染症・食中毒から市民を守るには、有効な手洗いの知識を市全体で共有すること、また有効な手洗いが実践できる環境を整備することがなにより重要である。 また、人々が手洗いの学びを通してウイルスや菌が「どこから、どこへ、どのように」運ばれていくのかなどを知ることは、自らの健康維持のみならず、食の衛生への関心を高め、食育にも繋がる。あわせて、現在減少傾向にあるインフルエンザやノロウイルス感染症の感染者数も将来、新型コロナウイルス感染症が終息し、人々の記憶が薄れると増加することが予想され、ひとたび感染症や食中毒が流行すると一定期間子どもたちの学びの環境が失われることになる。有効な手洗いの習慣化は将来の子どもたちの学びの場を保障することにも繋がるものである。 私たちはこのようなことを新型コロナウイルス感染症によってあらためて認識させられたが、この間の苦難とともにこれらのことをしっかりと後世に受け継ぐためにも本条例を提案する。 ■うがいを入れなかった理由 うがいは共有の手洗い場やトイレの洗面所でうがいをすると口に含んだものを吐き出す行為がかえって感染リスクを高めることから条例化して推進する...
  条例案 浦安市市民の健康の維持及び増進を図るためのより良い手洗い環境づくりの推進に関する条例  安全・安心で健やかな生活を送ることは、全ての市民の願いである。  感染症・食中毒の多くは、手を介することが多く、手洗いは誰もが容易に実践することができる効果的な予防策である。  そのような中にあって市民が手洗いに関する有効な知識を身に付け実践し、生涯にわたり衛生意識を育むことは感染症・食中毒などの疾病抑制に有効であり、また幼少期から手洗いを通して食の衛生への関心を高めることは、食育の観点からも重要である。  このようなことから、手洗いに関する有効な知識を市全体で共有し、実践できるようにするために、この条例を制定する。  (目的) 第1条  この条例は、市の役割等を定め、市民が手洗いに関する有効な知識を身に付け、実践できるようにするための必要な事項を定めることにより、感染症および食中毒の予防を図るとともに、食の衛生に対する関心を高め、もって市民の健康の増進に寄与することを目的とする。  (市の役割) 第2条  市は、市民が手洗いに関する有効な知識を身に付け実践できるよう、手洗いに関する知識・方法・効果などの情報の積極的な発信に努めるものとする。 2 市は、市民が手洗いと感染症及び食中毒との関係などについて正確な知識を身に付けられるよう情報の発信に努めるものとする。 3 市は、市民が利用する公共施設などにおいて、有効な手洗いを実践することができる環境を整備するよう努めるものとする。 4 市は、子どもたちが幼稚園、認定こども園、保育所、学校および児童育成クラブなどの児童に関連する施設(以下「学校等」という。)において、手洗いの有効な知識を身に付け実践できるよう努めるものとする。  (市民の協力) 第3条  市民は、手洗いに関する有効な知識を身に付け、実践するよう心掛けるものとする。  (学校等の役割) 第4条  学校等は、子どもたちが手洗いに関する有効な知識を身に付け実践できるよう努めるものとする。 2 学校等は、子どもたちが手洗いと感染症および食中毒との関係などについて、正確な知識を身に付けられるよう努めるものとする。 3 学校等は、子どもたちが有効な手洗いを実践することができる環境を整備するよう努めるものとする。  (事業者の協力) 第5条  事業者は、その従業...